少女は恋を知らない。だから実際にしてみることにした。
お相手はこの路地を最初に通った、あいつにしよう。
「私、あなたが好きなんです。たったいま恋に落ちました」
しかし少女は知らない、その相手が殺し屋であることを。
舞台は企業の陰謀渦巻く、ストリート。
主役はキュートなAIと、クールな殺し屋。
何もかもが間違った、ちぐはぐな恋愛劇が幕を上げる。
トーキョーN◎VA The Detonation
『スラップスティック・ラブストーリー』
運命の恋が甘いかどうかは、あなた次第。
●カタナ:殺し屋
・コネ:ロリポップ
推奨スート:クラブ
キャスト間コネクション:『ニューロ』
今回の標的はテラウェアの極秘プロジェクト関係者だ。標的の一人目を難なく仕留めた君だったが、そこで問題が起きた。現場近くで見覚えのないAIの少女に「一目惚れしました」と付きまとわれるようになってしまったのだ。任務外の殺しは思わぬ足がつくこともある。殺し屋としての正体を隠しつつ、彼女と穏便に縁を切るにはどうすればいいか。君は思わぬ案件に頭を悩ませることになった。
【PS:ロリポップと穏便に縁を切る】
●ニューロ:『カタナ』の相棒
・コネ:『カタナ』
推奨スート:スペード
キャスト間コネクション:『フェイト』
君は『カタナ』と組んで仕事をしているニューロだ。君と『カタナ』が担当することになった仕事はテラウェアの研究チームの抹殺。なんでも彼らは市民をさらい、研究用のモルモットにしているのだという。だが大企業の庇護により、奴等に捜査の手が伸びることはない。そこで君達の出番となった。相手が大企業だろうと君と『カタナ』のコンビならば不可能はない。そのはずだったのだが……。
【PS:『カタナ』に仕事を完遂させる】
●フェイト:探偵
・コネ:ミス・エレジィ
推奨スート:クラブ
キャスト間コネクション:『クグツ』
ミス・エレジィは君が馴染みにしているバー・サッドソングのマスターである。そんな彼女が今回の依頼主だ。
依頼内容は週刊誌に写る、一人の少女について調べること。なんでも、彼女の別れた夫に引き取られた娘に似ているそうだ。おそらく本人ではないだろうが、気にかかるのだという。いつも世話になっている彼女からの依頼だ。もちろん君に断る理由などなかった。
【PS:少女の正体を突き止める】
●クグツ:千早重工後方処理課第三班
・コネ:“36”孔明(こうめい)
推奨スート:ダイヤ
キャスト間コネクション:『トーキー』
テラウェアの極秘プロジェクト"オルフェウス"。後方処理課の調査能力を以ってしても詳細は不明。だがだからこそテラウェアにとって重要なプロジェクトであることは間違いない。このプロジェクトを頓挫させることが、君の今回の任務だ。このプロジェクトにはこれまで何度かやりあったことのある相手、"36"孔明も関わっているらしい。どうやらこの件、一筋縄ではいかなそうだ。
【PS:極秘プロジェクト"オルフェウス"を頓挫させる】
●トーキー:N◎VAスポの記者
・コネ:九条政次(くじょう・まさつぐ)
推奨スート:ダイヤ
キャスト間コネクション:『カタナ』
最近ストリートでは謎の失踪事件が増えている。一見なんとはない事件だが、この件に対する警察機構の動きはあまりに鈍い。そこに違和感を覚えた君はこの件を調査し、この事件の裏にテラウェアの極秘プロジェクトが関わっていることを突き止めた。
大企業が相手となれば取材は命がけだ。だがだからこそ、うまくものにすれば特ダネは間違いない。
【PS:連続失踪事件を報道する】
●必要神業
本シナリオでは《電脳神》と《真実》の使用が想定されているシーンがある。
またこれ以外に《難攻不落》などの防御神業が3個以上ない場合、ゲストの即死神業のみでキャストが死亡する可能性がある。
●主に使用される社会技能
本シナリオで使用される情報収集技能は優先度の高い順に以下の通り。
〈社会:ストリート〉〈社会:企業〉〈社会:N◎VA〉など。
■キャスト間コネクション
以下の順で取得すること。
『カタナ』→『ニューロ』→『フェイト』→『クグツ』→『トーキー』→『カタナ』
またキャスト間コネクションの取得対象は、ハンドアウトにも記載されている。該当するキャストの名前をレコードシートに記入すること。
■4名以下で遊ぶ場合
4名以下で遊ぶ場合は『トーキー』か『クグツ』、あるいは両方の導入を除くとよい。
除かれた導入に対してキャスト間コネクションを結ぶ場合、そのハンドアウトに記載された導入のキャストを取ること。
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