■アクトトレーラー 技術の進歩は、世界をより素晴らしいものとした。 人々は気軽に身体を機械に置き換え、 脳に繋いだコンピュータで夢を見る。 だが過ぎた技術は、サイバーテロという新たな脅威を生み出した。 見えざる悪意に導かれ、また新たなる悲劇が幕を上げる。 これは一人の男の物語。 心を機械に食い殺され、そして自らも機械になろうとした。 そんな、哀れな男のお話だ。 トーキョーN◎VA The Detonation 『Neuroage Crisis』 運命の扉に見えたもの。それさえも、ホログラフの幻影か。 ■ハンドアウト ●イヌ:ブラックハウンド機動捜査課 コネ:クラウス・フォスター    推奨スート:スペード キャスト間コネクション:『フェイト』  君はこの街の治安を守る公安機関、ブラックハウンドの一員だ。相棒のクラウス・フォスターと共に、様々な事件を解決してきた。  だがある日、クラウスの愛娘が惨殺される事件が起き、彼自身も姿を消した。それを皮切りに連続猟奇殺人事件が起こり始める。鑑識によれば殺害手口はクラウスによるものだという。相棒による凶行の真相を掴むため、君は調査に赴いた。 【PS:連続猟奇殺人犯を裁く】 ●フェイト:探偵 コネ:ライムミント        推奨スート:クラブ キャスト間コネクション:『カタナ』  君は依頼を受けて様々な調査を請け負う探偵で、ライムミントはそんな君の情報源の一人だ。だがある日、彼女は「企業からスカウトを受けたのでしばらく会えない」と言い残して君の前から姿を消した。あんなクソガキでもいなくなったら寂しいものだ。そう思っていると、君の事務所に来客があった。なんでも最近行方不明になった娘を探して欲しいのだという。君の脳裏に、何故かライムミントの顔がちらついた。 【PS:依頼人の娘を連れ戻す】 ●カタナ:殺し屋 コネ:“108”スターシーカー  推奨スート:ダイヤ キャスト間コネクション:『クグツ』  君は依頼を受けて他人の命を奪う殺し屋だ。  そんな君の今回の標的は巨大企業テラウェアの工作員、“108”スターシーカー。強引な引き抜き工作で知られる人物で、多くの人間の恨みを買っているらしい。  だが相手は巨大企業の工作員。ただ真正面から立ち向かうのは難しい。どこかつけいる隙はないか、君は調査を開始した。 【PS:“108”スターシーカーを殺す】 ●クグツ:千早重工後方処理課第三班 コネ:早川美沙          推奨スート:スペード キャスト間コネクション:『トーキー』  君は巨大企業千早重工の秘密工作を担当する工作員だ。  ここのところ一般人が奇行に走るという事件が起きている。調査を進めたところ彼らの人体とウェブの接続装置、IANUSへのハッキングが確認された。IANUSは千早重工のメイン商品だ。この事件が広がれば千早重工への信頼は大きく揺らいでしまう。この件が大事になる前に処理をすること。それが今回の君の任務だ。 【PS:IANUSハッキング事件を解決する】 ●トーキー:フリージャーナリスト コネ:九条政次          推奨スート:クラブ キャスト間コネクション:『イヌ』  君はこの街で起きた様々な事件を追いかけ、報道する記者だ。  調べたネタはいつも、“N◎VAスポ”の編集長、九条が買い取ってくれる。B級タブロイドではあるが、それゆえにどんなヤバいネタでも受け入れてくれる貴重な媒体だ。  そしてそんな君が今追っているもの。それは、街を騒がしている大事件、子供ばかりを狙った連続猟奇殺人だった。 【PS:連続猟奇殺人事件を報道する】 ■特記事項 ●必要神業  本シナリオでは《真実》の使用を想定しているシーンが存在する。  またこれ以外に《難攻不落》などの防御神業が3個以上ない場合、ゲストの即死神業のみでキャストが死亡する可能性がある。 ●主に使用される社会技能  本シナリオで使用される主な情報技能は以下のとおり。前にあるものほど優先度が高い。 〈社会:ストリート〉〈社会:企業〉〈社会:テクノロジー〉 ■キャスト間コネクション  キャスト間コネクションの取得対象がハンドアウトに記載されている。各PLは該当するキャストの名前をレコードシートに記入すること。  なおPL人数が4人以下の場合、抜かれた導入のハンドアウトに書かれた取得対象を参照すること。 ■PL4人以下で遊ぶ場合  PLが4人の場合は『クグツ』か『トーキー』の導入を抜いて遊ぶこと。  PLが3人の場合は上記の導入を2つとも抜いて遊ぶといいだろう。