「ストレイライト」追加メガプレックス・マップガイド
▼N◎VA

・トーキョーN◎VA NOW
 N◎VA-Dルールブックから現在まで、オフィシャルシナリオで大事件を取り扱ったものを説明しています。
 具体的には、GXD掲載シナリオ「GXX」、SSS3掲載シナリオ「Wired Girls」、SSS5掲載シナリオ「夕日の沈む朝」&「真夜中の太陽」の計3つに関する事件説明がされています。
 もしもこれらのシナリオを遊ぶ予定がある人はネタバレを含むので読み飛ばしてしまうとよいでしょう。
 N◎VAは常に時間が進むため、こういったシナリオ中に起きた事件をサプリメントで掲載していくというのは、世界観や知識を共有する上で非常に重要だと思います。
 また、これらの事件は全てシナリオという形で提供されたため結末は卓ごとによって異なると思います。それらがオフィシャルの方で「こういう事件があった」という形で提示されたのは以降これらを取り扱う際に参考になると思います。

・中央区オフィス街
 追加ガイドは「モンテマール・インシュランス」、「院」、「CNN」、「N.B.K.」、「MEN in Factory」、「藤宮本家」、「タタリガミ」、「天満工業」の8つ。
 やはりホワイトらしく企業系、名家系が多いですね。
 個人的にはカゲムシャ斡旋企業「MEN in Factory」はなかなか面白いアイディアだと思いました。推奨されることが少なく、また神業的にほとんど使用されないカゲムシャ用の組織追加。これを機にもう少しはカゲムシャの使用頻度が上がると面白いのですが。

・住宅街/新星帝都大学周辺
 追加ガイドは「更科研究室」、「赤い十字路」「バー“セイレーン”」、「聖ミシェル学園」、「ナラザキ・ファイナンス」、「城夜の騎士団」、「白龍警備保障」、「ウェットシティ・バウンサー」、「浄世会」の9つ。
 確かにグリーンエリアの目玉のひとつとはいえウェットシティ関係の組織が4つも増えたのはちょっと意外でしたね。その中でも個人的には「白夜の騎士団」の追加が嬉しいですね。ウェットシティは古くは犯罪中立地帯として有名でしたが、フリーダムの建造に始まりシンジケートの進駐でシンジケート寄りになっていました。そんな中、反カーライルのガイドがウェットシティ内に追加された色々な意味で面白いと思います。

・N◎VAアサクサ
 追加ガイドは「泉友堂」、「日向荘」、「探偵長屋」、「政宗商事」、「アサクサ再開発事業団」、「ぐっわーく」の6つ。
 こちらはやはり庶民の下町だからでしょうか、追加された組織も生活を意識したものが多いですね。
 気になるのはレッドエリアを買い取り、治安回復をしてアサクサに取り込むという「アサクサ再開発事業団」ですね。TFの勢力が減衰にあわせ、その代わりに立ち上がっている感じでしょうか。色々と激動期のTFですが、その今後の鍵を握ることになりそうです。

・木更タタラ街
 追加ガイドは「チェスタフィールズ教会」、「N.P.O.」、「ガードナーズコネクション」、「ハヤミミ・スタジオ」、「トリック・オア・トゥルース社」、「SGC」の6つ。
 街柄というか、やはりテクノロジー系組織が多いですね。そんな中、異彩を放つのが絶滅騎士団の砦たる「チェスタフィールズ教会」。人気のないスラムではなく、信心薄いタタラ街に作った辺りが上手いなぁと思いました。しかし、絶滅騎士団もN◎VA入りですか。浄化派と絶滅騎士団の抗争なども起こりそうですね。
 あとは面白いところでは「N.P.O.」。フリーランスのタタラにとって非常に有用な特許登録システムです。

・スラム
 追加ガイドは「BRA本社」、「私立ミサヒカリ園」、「ロビンズネスト」、「バイパーズストリート」、「免罪符」、「聖印本舗」の6つ。
 やはりスラムに住むしかない社会的弱者にスポットを当てた組織が多いですね。そんな中でも面白いのが「ロビンズネスト」。ネバーランドとは別の方向性の子供による組織はシナリオテーマとして面白そうです。

・中華街
 追加ガイドは「満珍楼」、「サバイバー本社」、「九龍魔窟街」、「ナイトチャンネル」の4つ。
 個人的には「九龍魔窟街」が、いかにもいかにもな感じで楽しいなぁと思いました。

・LU$T
 追加ガイドは「フリーウォーカーヨコハマ支部」、「ヴァンガード」、「千早海運本社ビル」、「TMS」の4つ。
 どれもアクが強そうなのが揃っていますが、個人的には天才タタラ達による秘密結社「ヴァンガード」が日の目を見られるかどうか、それが気になります(笑)


▼チャイローンジャンクション

―準備中―


▼その他のコロニー

・研究衛星X-55
 月の裏側にある日本の研究衛星。扉小説で少しだけ顔見せをした美門織江が所長務めています。
 今回、軌道系で一番有用な追加ガイドではないでしょうか。シナリオの舞台にはしにくいですが、様々なシナリオのソースとして使用できそうです。
 細かいところでは“レティクル座人”ゾヲン氏もここに収容されています。

・ヴァラスキャルヴ&フリズスキャルヴ
 キャンベラAXYZからの軌道エレベータで向かうことができる軌道コロニー“フリズスキャルヴ”と、その中継点“ヴァラスキャルヴ”もガイド入りです。
 最初は意外でしたが考えてみれば新規追加のチャイローンジャンクション以外では、地上人にとって一番近い軌道コロニーなので納得のいく選択ですね。
 地上と軌道の確執などの情報も追加されており、シナリオソースとして使えそうです。内部のガイドがないのでシナリオの舞台としては使いにくいでしょうが。

・軌道刑務所アスガルド
 エグゼグSSSでオーガニゼーションとして追加された軌道刑務所も、今回めでたく見開き2ページ分でガイド入りです。簡略的ですが一見して全体構造を把握できる構造図がなかなかありがたいです。イヌがかつて捕まえた犯罪者を捕まえるシチュエーションなどで、犯罪者に“天界帰り”の経歴をつけるといきなり箔がつきますね。
 今回の大きな追加としてはヴァルハラの解説が増えたことでしょうか。これにより時折キャストで見かける「終身刑を言い渡され、刑期を軽減する変わりに協力させられている凶悪犯」というのが、これでよりやりやすくなったといえるでしょう。
 細かいところでは某“魔眼”の人は相も変わらずに看守をやっているようです。彼の看守人生も5年を越えました。もう地上に戻ることもないのでしょうかね。

N◎VAREVIEW