「ストレイライト」追加システム(スタイルブランチ)
スタイルブランチというシステム
ストレイライトにおいて最も意味のある追加データと言っても過言ではないのが、広い表現幅を持つスタイルの一側面を強調する“スタイルブランチ”だ。
GF誌においてスタイルドメインという名称で紹介されたこのシステムは、各スタイルごとに6つずつ設定された“ブランチ(枝)”を選択し、習得することができる。
ブランチは例えば“カブキ:ロックンローラー”など、そのスタイルの一側面を表わしている。そしてこの“ブランチ”はそれぞれ、強力な追加データを持っている。
“ブランチ”の習得は、特技の習得と似ている。
しかし各スタイルでひとつしか取れないこと(基本的には1キャラクター1ブランチを推奨されている)、組み合わせを行なわないこと、そして獲得に必要な経験点が特技の二倍必要である点が違う。
どれも非常に強力で、また非常に魅力的だ。
この“スタイルブランチ”システムにより今まで出来なかったより細かい表現が、データ的にも裏打ちされた形で再現できるようになった。
“ブランチ”は印象的にはBoAの特殊因果律やDXのDロイスを髣髴させる。
これらと違うのはレベルが設定されていること。経験点が必要な点と、その分明確な弱点が設定されていないことだ(一部のブランチには状況を限定することで能力を大幅に強化するものも存在するが)
では、具体的にどのようなブランチがあるのかを簡単に説明する。
そのブランチのデータ説明は著作権などに配慮して意図的に一部の情報を掲載していないので注意すること。
▼カブキ
・アーティスト
その名の通り芸術家を示すブランチ。
クラブのカードを使用した際、カードの数値を上昇させる。この修正はダメージなどにも適用される。
・カラミティ
不運を背負った疫病神、いわばトラブルメーカーを表わすブランチ。カブキとはツイている奴だけを表わすスタイルではないということだ
<カース>の達成値を上昇させる。
・クラウン
道化師、もしくは愚者を表わすブランチ。
ジョーカーが使用された際、手札からメジャーアクションを行なうことができる。
・コレクター
美術品などの芸術を愛好する収集家を示すブランチ。
情報収集の際、さらに[カード一枚分]の数字を達成値に追加する。
・ラッキースター
幸運の星の元に生まれたツイてる奴を示すブランチ。
山札から判定する場合、3枚引いて任意の1枚を選ぶことができる。
・ロックンローラー
ロックンローラーとは歌手のことではない、歌手でいけないこともないが。その語源となった意味、いわゆる反体制派や運命への反逆者を示すブランチだ。
判定に使用したカードを[13−カードの数字]として判定を行なうことができる。
▼バサラ
・エレメンタラー
強力な<元力>の力を持つことを示すブランチ。
<元力>を組み合わせた攻撃のダメージに[差分値]を追加する。
・サイキック
魔術士ではなく超能力者を示すブランチ。
スペードのカードを使用した際、カードの数値を上昇させる。この修正はダメージなどにも適用される。
・セイント
聖職者や聖人など、信仰や信念を力の源とするブランチ。
任意枚の手札を捨てて、手札を調整しなおすことができる。
・ブラッドライン
特定の術を得意とするバサラを示すブランチ。一極化したエレメンタラーとも言える。
指定した<元力>の判定を行なう際、カードの数字をAに変える。
・ホーリーオーダー
聖騎士、結界師、守護者などの何かを守護する役目を持ったバサラを示すブランチ
<障壁>を使用した場合、さらに余分にダメージを軽減する。
・リーパー
テレポーターなど、異動に特化したバサラであることを示すブランチ。
<転移>を[タイミング:メジャー]として使用できるようになる。この際、任意の場所に移動することができる。
▼タタラ
・アドバイザー
知識や知性を他人の手助けに使用する、助言者を示すブランチ。
<アドヴァイス>の判定を手札から行なうことができる。
・インテリジェンス
研究者や学者など知性に優れたタタラであることを示すブランチ。
<究極鑑定>でRLに任意の質問を行なうことができる。
・テッキー
製作能力に長けたタタラであることを示すブランチ。
メジャーアクションを消費することで常備化経験点が[レベル×10+10]点以下の装備を作成できる。
・ドクター
医者、それもとびきりの名医であることを示すブランチ。
[完全死亡](<スーパードクター>と組み合わせると[精神崩壊])も治療することができる。目標値は不明だが、ダメージチャートの番号とするのが無難だろう。
・ブラックスミス
武器を鍛え上げることを得意とする鍛治士であることを示すブランチ。
ブラックスミスが<改造><入魂><合成>したアイテムで発生するダメージに[カード一枚]分のダメージを追加する。
・プロフェッサー
教授や老師など、他人に物事を教えることを得意とするブランチ。
<教授>で取得させる技能レベルを上昇させる。
▼ミストレス
・オーナー
バーやレストランなどの主人であることを示すブランチ。
指定した住居内に登場しているキャラくターのカードの数字を10にすることができる。
・クイーン
他人に君臨する立場や運命にある強さをもっていることを示すブランチ。
Q(クイーン)のカードを同じスートの任意の数字のカードとして使用することができる。
・ゴッデス
女神のごとく仲間に幸運と祝福をもたらすブランチ。
対象が使用したブランチの効果を打ち消す。
・コマンダー
優秀なコマンダーであることを示すブランチ。
<盾の乙女>を使用した際、対象の行なうアクションの達成値を上昇させる。
・トーチ
松明のように、他者を導く導き手であることを示すブランチ。
イニシアチブプロセスで<ジャンヌ・ダルク>を行なうことができる。
・ヒロイン
ヒーローに力を与えるヒロインであることを示すブランチ。ちなみに、ヒーロー・ヒロインは性別的な区切りでなく物語的名意味で使用される。
対象の判定の達成値を+[カード一枚の数字]する。
▼カブト
・ウォール
“盾”の達人を示すブランチ。ここでいう“盾”とは純粋な盾のみではなく、そのカブトの仕事道具の事を指す用語だ。
装備ひとつの[受け値]を2倍にする。
・ジャック
従者や騎士といった、他人に仕え主を守護するブランチ。
J(ジャック)のカードを同じスートの任意の数字のカードとして使用することができる。
・ソルジャー
軍人や、経験豊富な傭兵など軍事のプロフェッショナルを示すブランチ。
任意のタイミングで任意のカブト特技1つを1レベルで取得する。これはアクト終了時まで持続する。
・タンク
非常にタフなタフガイであることを示すブランチ。
肉体ダメージを常時一定数だけ軽減する。
・ナイト
他者を守り抜く騎士であることを示すブランチ。
リアクションの対象を[対象:シーン(選択)]とする。
・ボディガード
特定の護衛対象をガードすることに長けたプロフェッショナルを示すブランチ。
<カバーリング>の射程を[射程:超遠]へと書き換え、達成値を[レベル×2]する。
▼カリスマ
・アジテーター
政治家や伝道師など、多数の人間に影響を及ぼすことを示すブランチ。
精神攻撃の対象を[対象:シーン(選択)]とする。
・キング
王者とも言える地位にいる、もしくはそうなることが約束されていることを示すブランチ。
K(キング)のカードを同じスートの任意の数字のカードとして使用することができる。
・サイコロジスト
精神科医や洗脳技術者など、人間心理に長けていることを示すブランチ。
そのメインプロセス終了時まで対象の制御値ひとつをメインプロセス終了まで0にする。
・スター
世界的有名人であることを示すブランチ。
<名声>によって得られる<コネ>のレベルを上昇させる。
・ビショップ
宗教家や長老など、人々の心の拠り所であることを示すブランチ。
対象は手札を補充し、その後4枚になるように調整する。
・リーダー
人々を指導し惹きつける強力な強力なリーダーシップを持つことを示すブランチ。
シーン終了時まで対象が行なうメジャーアクションの達成値を上昇させる。
▼マネキン
・アイドル
メディアや、自分の所属する組織内においてアイドルであることを示すブランチ。
<一期一会>によって得られる<コネ>のレベルを上昇させる。
・サロメ
伝説の妖女のごとく他者を惑わせるマネキンであることを示すブランチ。
<交渉>を組み合わせた攻撃のダメージに[差分値]を追加する。
・シスター
兄姉のように命令したり、弟妹のようにねだったりと他人に他人を使うのが上手いことを示すブランチ。別に教会などのシスターを示すブランチではないので注意。
<人使い>によって発生するアクション達成値を上昇させる。
・ドンファン
パトロンからお金を引き出すことに長けたマネキンであることを示すブランチ。
<パトロン>によって獲得できる報酬点を上昇させる。
・ビューティ
容姿や行動、もしくはその全てでも構わないが、とにかく“美しい”ことを示すブランチ。
対象が行なうリアクションの達成値を低下させる。
・ベイビィ・ドール
非常に愛らしく、相手を頼ると同時に相手の力ともなるマネキンであることを示すブランチ。
対象の判定の達成値を+[カード一枚の数字]する。
▼カゼ
・クーリエ
運び屋や逃がし屋を示すブランチ。
自身もしくは同乗車がダメージを負ったときに[目標値:ダメージチャートの数字]の<操縦>判定を行い、成功するとダメージを無効化する。
・スピードスター
ひたすらにスピードを求めるスピード狂であることを示すブランチ。
ヴィークル速度を2倍にする。
・ホットロッダー
ヴィークルによる直接攻撃を得意とするブランチ。
<ライドファイト>の攻撃力に[速度]を追加する。
・ハイウェイマジシャン
様々な状況に対応する、多彩なチューンほどこしたヴィークルを扱いこなすブランチ
任意のタイミングで購入レート[レベル×10]点以下のヴィークルオプションをスロットなしで即座に準備できる
・パイレーツ
大海原を荒らしまわる海賊であることを示すブランチ。
[小分類:船舶]に搭乗中のあらゆる判定の達成値が上昇する。
・ライダー
ヴィークルと一体となり、手足のように乗り物を乗りこなすブランチ。
<操縦>の達成値を+[<操縦>のレベル]する。
▼フェイト
・アームチェア
推理によって事件の真実にたどりつくフェイトであることを示すブランチ。揺り椅子にすわりパイプを咥えているようなイメージだろう。
<シャーロックホームズ>を<社会:日本>を除くあらゆる情報収集に用いることができ、更に達成値を上昇させる。
・クライムファイター
犯罪と戦う正義の味方を示すブランチ。
<警報>と組み合わせ[受け]を行なった際、防御力を無視する特技の効果を無効化する。
・ゲームプレイヤー
あらゆる物事を先読みし、自身の望んだ結果を得る能力を持つことを示すブランチ。
武器の射程を[至近〜超遠]にする。
・ボギー
警官に小突かれようが、ヤクザに脅されようが依頼を果たすプロの探偵を示すブランチ。この生き様は人の心に強く残る。
使用すると任意の<コネ>を1レベルで取得する。
・マンサーチャー
人探しに身上調査、誘拐や殺人事件の解決などあらゆる“人”に対するリサーチに能力を発揮することを示すブランチ。
<ホークアイ>の達成値が上昇する。
・リサーチャー
探偵よりも、企業や国家の調査員を示すブランチ。
舞台裏判定の回数が一回増える、これは表舞台に登場していても発生する。
▼クロマク
・イモータル
組織の主であり、陰謀という盾で身を包んでいることを示すブランチ。
イモータルは数種類の[バッドステータス]の効果を受けることなく、またあらゆるダメージを常時低下させる。
・ゲームマスター
様々な策謀を以って事件に介入するクロマクであることを示すブランチ。
任意のタイミングで、シーン終了時まで対象のあらゆる判定の達成値を上昇させる。
・御前
周囲を恐怖で従えていることを示すブランチ。これは暴君を示すのではなく、強大な力を所持し他人に恐れられていることを示すブランチである。
御前は自身が与えるあらゆるダメージが上昇する。
・ビッグ・ボス
引退した親分や政治家など、社会的に強い影響力を持っていることを示すブランチ。
ダイヤのカードを使用した際、カードの数値を上昇させる。この修正はダメージなどにも適用される。
・フィクサー
裏社会の情報に精通していることを示すブランチ。
<社会:ストリート>でリサーチする情報項目の場合、舞台裏判定で<社会:ストリート>が[成立]すれば達成値に関わらず全ての情報を入手できる。
・ロード
君主や王といった、人の上に立つ器であることを示すブランチ。その器で対象をひれ伏せさせることができる。
対象の行なうメジャーアクションの達成値を低下させる。
▼エグゼグ
・インサイダー
情報を有用に扱いこなしていることを示すブランチ。
<社会:企業>でリサーチする情報項目の場合、舞台裏判定で<社会:企業>が[成立]すれば達成値に関わらず全ての情報を開示する。
・グランドマスター
企業や組織における専門家の長であることを示すブランチ。その分野において、卓越した才能を発揮できる。
技能ひとつを指定し、その達成値を常時上昇させる。
・ジェネラル
軍隊でもトップに近い立場にいることを示すブランチ。ここでいう軍とは、企業軍なども含む。キャラクターによっては機動隊やギャングも含むだろう。
指揮下のトループが発生させる、あらゆるダメージを上昇させる。
・パープルズ
貴族や王族などの高貴な生まれであることを示すブランチ。パープルズは自身が動くよりも、他者を動かす環境に育っている。
対象の行なう判定の達成値を上昇させる。
・プレシデント
組織のトップや国家最高権力者などを示すブランチ。
通常は報酬点が使えないような判定にも報酬点を使用することができる。
・プロデューサー
部下やスタッフを的確に使用できる上司であることを示すブランチ。
他人の判定に報酬点を使用できる。ただし元々報酬点を使用できる判定に限る。
▼カタナ
・イン・ダークネス
伝説の殺し屋であることを示すブランチ。その腕を買うには多大な報酬を必要とする。
ゲストから得られる報酬点が上昇する。
・キラー
殺すことに特化しているブランチ。
白兵武器による攻撃に[カード1枚の数字]点を追加する。
・グラディエーター
戦いの中に生きるカタナであることを示すブランチ。
<羅刹>の達成値を上昇させる。
・剣客
特定武器の扱いを得意とするカタナであることを示すブランチ。
指定した武器ひとつの攻撃力と受け値を上昇させる。
・不殺
カタナでありながら相手を殺さず勝利する異端のカタナであることを示すブランチ。
自身が与えた[完全死亡]か[仮死]を[気絶]へと変更する。
・バーサーカー
破壊と殺戮をもたらす凶戦士であることを示すブランチ。
使用するとダメージが大幅に上昇するが、そのカット中リアクションが不可能になる。
▼クグツ
・アウトフィット
企業から装備を支給されていることを示すブランチ。同時に、自身が企業の装備品という意味も持つ。
常備化経験点15点以下の装備を数種類所持している。
・ウォッシャー
企業の洗濯屋を示すブランチ。あらゆる情報を“消す”ことに長けている。
あらゆる<交渉>の達成値を上昇させる。
・サムライ
サムライの中でも特に忠義の篤い忠義者であることを示すブランチ。
<忠誠>によるダメージ軽減量を倍化させる。
・さらりまん
非合法な工作員ではなく一般社員、もしくはそれに偽装していることを示すブランチ。
任意の技能(特技でも可能)の達成値を上昇させる。
・ブーステッド
企業により特殊強化を受けていることを示すブランチ。
<実験体>で能力値が上昇するスートを増やすことができる。
・メカナイゼーション
企業によりより強力な義体を支給されていることを示すブランチ。
義体のオプションスロットを増加させる。
▼カゲ
・アサシン
アサシンと言うと暗殺者を連想しがちだが、薬品によって自らの能力を強化する殺し屋であることを示すブランチ。
ドラッグの効果を上昇させる。
・シャドウ
スパイや盗賊などの隠密や潜入行動を得意とするブランチ。
<隠密>か<運動>判定を行なう際、達成値を+[カード一枚の数字]する。
・スカウト
偵察任務を行なう、知覚能力に優れた斥候を示すブランチ。
暗闇による修正を無視し、<知覚>達成値を上昇させる。
・スペシャルフォース
単独ないし少人数で行動する特殊部隊隊員であることを示すブランチ。それ故に単独任務でも生存率が非常に高い。
アクションランクがなくてもリアクションを行なうことができる。
・ニンジャ
特定の技を特化し必殺の粋まで高めた“忍術”の使い手を示すブランチ。
任意の技能の組み合わせ、いわゆるコンボを指定しそのコンボの達成値を大幅に上昇させる。
・ロングナイフ
確実に相手をしとめる殺し屋、死神であることを示すブランチ。
余分なプロット消費なしに<完全奇襲>を行なうことができる。
▼チャクラ
・アスリート
何らかのスポーツを得意とするアスリートを示すブランチ。これはスポーツに限らず武術などでも構わない。
<運動>の達成値を上昇させる。
・カンフーマスター
秘伝や奥義を伝承した、もしくは編み出した武術家であることを示すブランチ。
任意のチャクラの技能の達成値を上昇させる。
・ソードマスター
武器をまるで手足の延長のごとく使いこなす武術家であることを示すブランチ。拳法家だけがチャクラではないのである。
“生身”以外の武器を使用した判定でも<徹し>が使用できる。
・ヒーラー
“気”を用いて他者を癒す気功治療師であることを示すブランチ。
[仮死]や[完全死亡]も<気功>で治療することができる。
・ベンケイ
数多くの武器を用いる武器コレクターであることを示すブランチ。
装備を入手するための売買判定の達成値を大幅に上昇させる。
・モンク
己を鍛え続けることにスタイルを見出した修行者であることを示すブランチ。
ハートのカードを使用した際、カードの数値を上昇させる。この修正はダメージなどにも適用される。
▼レッガー
・アウトロー
あらゆる法に縛られない無法者を示すブランチ。彼らは物事の常識に囚われない柔軟な思考の持ち主でもある。
スタイル制限を無視してあらゆるアウトフィットを使いこなすことができる。
・ギャングスター
荒事を得意とする荒事屋を示すブランチ。
肉体ダメージに[差分値]を追加するが、組み合わせられる技能数に制限がかかる。
・侠客
義理や人情などの任侠道を重んじる古風な任侠であることを示すブランチ。
レッガー特技と組み合わせた肉体ダメージを+[カード一枚の数字]する。
・ゴッドファーザー
親分や香主などの犯罪組織の大物であることを示すブランチ。
他人の判定に報酬点を使用することができる。これは報酬点を使用できない行動に対しても可能である。
・トリックスター
詐欺師やペテン師など、口先三寸で世の中を渡ってきたような口上手であることを示すブランチ。
精神ダメージに[差分値]を追加するが、組み合わせられる技能数に制限がかかる。
・ハイエナ
利益になりそうなものは見逃さない、ハイエナのような人間であることを示すブランチ。
他人が使用し、捨て札となったカードを自分の手札に加えることができる。
▼カブトワリ
・カヴァーマン
支援射撃を得意とするバックアッパーであることを示すブランチ。
他人の判定の達成値を上昇させることができ、一枚プロットを消費することでさらに達成値をブーストすることができる。
・ガンスリンガー
特定の銃の扱いに長けたカブトワリであることを示すブランチ。
常備化している武器のひとつの射程を延長し、ダメージを強化する。
・ガンフーマスター
接近戦を得意とする移植のカブトワリであることを示すブランチ。
<ガンフー>を習得していた場合、<白兵>の達成値を上昇させる。
・スナイパー
的確に狙ったものを打ち抜く凄腕のカブトワリであることを示すブランチ。
ダメージを与える代わりに対象の装備している装備ひとつを[破壊]する。
・トリガーハッピー
弾丸をばら撒きまくるトリガーハッピーであることを示すブランチ。
物理攻撃の対象を[対象:シーン(選択)]にする。
・マーセナリィ
経験豊富な傭兵であることを示すブランチ。
任意のタイミングで1アクションだけ任意のカブトワリの特技を4レベルで使用できる。
▼ハイランダー
・アヴァター
他人のクローン、もしくはバックアップなどの化身であることを示すブランチ。そのため自身のものでない技能を使えることがある。
任意のタイミングで1アクションだけ任意のハイランダーの特技を4レベルで使用できる。
・エトランゼ
技術形態が違う異世界からきたことを示すブランチ。異世界とは軌道かもしれないし、時間の違う未来や過去、もしくは他の惑星からかもしれない。
常備化経験点が[レベル×10+10]点以下の装備を持っており、その装備を扱う判定の達成値を上昇させる。
・エンジェル
天使のように無垢な心を持っていることを示すブランチ。その純粋さが、他人の活力となる。
対象の判定の達成値を+[カード一枚の数字]する。
・ジーンリッチ
遺伝子操作やクローニングにより生まれた優秀な人間であることを示すブランチ。
あらゆる能力値を上昇させることができる。
・日本人
“本物の”日本人であることを示すブランチ。
ダイヤのカードを使用した際、カードの数値を上昇させる。この修正はダメージなどにも適用される。
・ハイキャッスル
軌道上の住居やアーコロジーなど一般人に果ての届かない住居を所持していることを示すブランチ。
常備化経験点が[レベル×20]点以下の任意の住居を獲得する。
▼マヤカシ
・イリュージョニスト
幻術を操る幻術士であることを示すブランチ。
<幻覚>によるダメージに[差分値]を追加する。
・エスパー
あなたは強い精神感応能力、つまりESPを持つエスパーであることを示すブランチ。
クラブのカードを使用した際、カードの数値を上昇させる。この修正はダメージなどにも適用される。
・シャーマン
イタコなど精霊や亡霊、アストラル界の意識体とコンタクトを行なうことで知識を得るマヤカシであることを示すブランチ。
<神託>の[達成値の十の位]レベル分、任意の一般技能かマヤカシの特技を習得する。これはアクト終了時まで持続する。
・ハーフブラッド
アヤカシの血を引く半妖であることを示すブランチ
アヤカシ特技ひとつを取得できる。
・プリースト
僧侶やドルイドなど神聖な力を行使できる聖職者であることを示すブランチ。
<結霊>の対象を[対象:シーン(選択)]とし、対象の行なう達成値を上昇させる。
・プロフェット
断片的ながら未来を予測できる預言者であることを示すブランチ。
<霊覚>をリアクションに組み合わせれるようになり、[対決:不可]を無効化することができる。またプロフェットが行なう<霊覚>判定は常に達成値が上昇する。
▼トーキー
・インタビュア
他人から情報を引き出すことが上手いトーキーであることを示すブランチ。
<インタビュー>に対する制御判定が成功しにくくなる。
・ジャーナリスト
記者やルポライターなど事件の本質を広く伝えるトーキーであることを示すブランチ。
RLに任意の質問を行なうことができる。
・シューター
撮影能力や観察能力に優れたトーキーであることを示すブランチ。
<シャッターチャンス>の達成値を上昇させる。
・スポークスマン
伝道師や組織の広報官など、自身の意見を大衆に伝え信じさせるトーキーであることを示すブランチ。
メインプロセス終了時まで対象の制御値ひとつを0にする。
・ディレクター
映画の監督など、番組制作の中心人物であることを示すブランチ。故に他人を操ることに長けている。
対象の判定の達成値を上昇させることができる。
・デスペラード
取材のためならば戦場やスラムへでも突撃する命知らずのトーキーであることを示すブランチ。
物理ダメージを[カード一枚の数字]点軽減する。
▼イヌ
・インスペクター
足で稼ぐタイプの古い刑事などを示すブランチ。
ありとあらゆる情報収集を<社会:警察>で行なうことができる。
・ガードドッグ
警察の警備部やガードマンなどを示すブランチ。
物理攻撃以外のあらゆる[対決:不可]に対して<即応体勢>を使用できるようになる。
・ジャスティカー
犯罪者や裏切り者に裁きを与える執行者を示すブランチ。
イヌの特技と組み合わせて発生したあらゆるダメージに[差分値]を追加する。
・ヘヴィアームド
SWATや対サイバーサイコ部隊など、警察や組織から装備を支給された重装備のイヌを示すブランチ。
アクト開始時に常備化経験点が[レベル×10+15]点以下の装備ひとつを入手する。
・マイティハンター
犯罪者、逃亡者、裏切り者……ありとあらゆる獲物を狩る狩人であることを示すブランチ。
シーン終了時まで<ハンター>の対象スタイルを変更することができる。
・レンタコップ
雇われ警官や落ちこぼれなどを示すブランチ。ただし、自身の力が足りなくても他者をサポートし事件を解決に導くことができる。
他人の判定の達成値を上昇させる。
▼ニューロ
・ウィザード
最高の電脳使いに与えられる称号、“ウィザード”であることを示すブランチ。
<電脳>を組み合わせた判定を行なう際、スートを任意のスートに変更することができる。
・義体使い
電子機器の扱いに長け、特に義体を操作することに長けたニューロであることを示すブランチ。
義体装備中のあらゆる判定の達成値を+[レベル+1]する。
・クラッカー
破壊行為に特化した危険なニューロであることを示すブランチ。
<クラッシュ>の対象を[対象:1エンゲージに存在する[レベル]個のアウトフィット]へと変更し、<クラッシュ>の効果を[故障]を[破壊]へと書き換える。
・ゲートキーパー
周囲の電子機器を支配・管理し、他者の行動を制限するセキュリティのプロフェッショナルを示すブランチ。
<ポルターガイスト>で[対決:不可]を含むあらゆるメジャーアクションへとりアクションが可能になる。
・ソウルスティーラー
電脳の人体による影響を熟知し、電脳からの殺しに長けた脳焼き屋であることを示すブランチ。
<パワーサージ>によるダメージに[差分値]を追加する。
・パペットマスター
ウェブに接続されたアウトフィットを手足のごとく使いこなす人形遣いであることを示すブランチ。
<ドミネート>をリアクションでも使用できるようになり、更に達成値を上昇させる。
▼ヒルコ
・イレギュラー
偶然による発生、実験の副産物など本来存在し得ないはずの命であることを示すブランチ。コンセプトがない故に、あらゆる状況に適応することができる。
シーン中で使用された技能ひとつを1アクション分のみ4レベルで取得する。回数を余分に使用することで奥義でも取得できる。
・ニューロマンサー
人類よりも進化したヒルコであることを示すブランチ。
[意識体]に対しても通常通りにメジャーアクションを行なうことができる。
・ビースト
破壊衝動や闘争心などの獣性が強いヒルコとであることを示すブランチ。
手札から<咆哮>の判定を行なうことができる。
・マシンチャイルド
機械と融合した、もしくは機械と同じ性能を持つ有機体であることを示すブランチ。
義体をインストールしていなくても義体オプションをインストールすることができる。
・モンスター
怪物的な超生命力を持つ昼ことであることを示すブランチ。
[仮死]や[完全死亡]や、[精神崩壊]を含むあらゆる精神戦ダメージなども<再生>することができる。
・レシピエント
何者かにより作られた、もしくは改造された被験体であることを示すブランチ。
いつでも1アクション中の間任意の能力値か制御値の値を上昇させることができる。
▼アラシ
・アイアンメイデン
脳をヴィークルに移植していることを示すブランチ。ヴィークルこそがアイアンメイデンの肉体である。
ヴィークルを義体として扱うことができ、義体オプションをインストールできるようになる。
・アンブレイカブル
どんな絶望的な状況下からでも生還するアラシであることを示すブランチ。
防御力を無視する特技の効果を無効化する。
・ガンナー
兵器の扱いに長けたアラシであることを示すブランチ。
兵器によるダメージに[差分値]を追加する。
・ドールマスター
ウォーカーを操ることに長けたウォーカーパイロットであることを示すブランチ。
ウォーカー搭乗中のあらゆる達成値が上昇する。
・パンツァーイェーガー
身体ひとつでウォーカーや車両とも渡り合う異色のアラシであることを示すブランチ。
ヴィークル搭乗中にしか使用できない特技を非搭乗状態でも使用でき、さらに車両攻撃の達成値とダメージを増加させる。
・マシン・バディ
心を通わせた、相棒とも呼べる愛用のマシンを所持していることを示すブランチ。
自身に与えられた肉体ダメージをヴィークルダメージへと変換することができる。
▼カゲムシャ
・ジェミニ
容姿のみならず仕草からなにまで宿主と完全に一致していることを示すブランチ。
宿主と位置を変えることができる、リアクション時に使用した場合はメジャーアクションの対象も変更される。
・シミュラクラム
宿主の変わりに傷つき死ぬ影武者であることを示すブランチ。
<デコイ>が成功した場合、攻撃の対象を[対象:単体]へと書き換え自身へと適用する。
・スナッチャー
対象に“成りすます”カゲムシャであることを示すブランチ。
宿主の持つ特技を自身が習得しているものとして一回判定することができる。
・スペクター
あらゆる個人情報を持たない、社会的には幽霊のような存在であることを示すブランチ。
社会戦ダメージを減少させるが、市民ランクは必ずXとなる。
・ツレ
他者の代役をこなすのではなく、他者を引き立てる引き立て役であることを示すブランチ。
<バック・アップ>の判定を手札から行なうことができる。
・ホロウ
自身の人格を持たない虚ろな存在であることを示すブランチ。
精神戦ダメージを減少させるが、<擬似人格>やマスカレイドがないと他人と意思疎通ができない。むしろ、疎通すべき意思がないというのが正しいかもしれない。
▼アヤカシ
・エンシェント
長く生き過ぎ、自らの存在意義を見失いつつあるアヤカシを示すブランチ。
<コネ>判定に一切のリアクションを行えない代わりに、制御判定を絶対に成功することができるようになる。
・キンスレイヤー
アヤカシを狩るアヤカシ、同族殺しを示すブランチ。
アヤカシのスタイルを持つ相手に対するあらゆるダメージが上昇する。
・シールドブラッド
通常よりも強力ながら普段はその力を封印されているアヤカシであることを示すブランチ。
全てのアヤカシ特技のレベルが上昇する変わりに、通常時はアヤカシの特技を一切使用できない。セットアップで宣言することで1カットだけアヤカシ特技を使用できる。
・デイライトウォーカー
弱点を克服したアヤカシを示すブランチ。
1シーンの間弱点を無効化する。
・ペナンス
贖罪の為に生き続けるアヤカシを示すブランチ。
自身が[完全死亡]することで他者の[完全死亡]か[精神崩壊]を打ち消すことができる。
・レジェンド
伝説に残る英霊であることを示すブランチ。英雄を英雄たらしめる伝説の武具を所持している。
クライマックスにしか使用できない常備化経験点が[レベル×15]点以下の装備ひとつを所持している。